中学時代、
僕にはいつも一緒に登校する友人がいました。
その友人はイケメンで、常に彼女がいて、学校の人気者でした。
「なんで俺と一緒に登校してんだ?」
と思ってしまうくらい、
僕と不釣り合いな友人でした。
そんな友人は中学時代で
既に経験人数が5人を超えており、
「俺の夢は20人の処女を奪うこと」
が口癖でした。
当時の僕は彼女はおろか
まともに女の子と話したことがありませんでした。
たまに友人が女の子の前で
僕をからかったりするのですが
「い、いや、、、、」
「あ、あの、、、、」
と、まともに話すことができませんでした。
話しかけられても目を見れないから
下を向いてモジモジ話していました。
もちろん童貞です。
ある時、モテる友人が
「コンドームが無くなったから買いたい」
と言いだしました。
そして二人で近くのドンキーに行きました。
すると、バタフライのコンドームが
「4つセットで大幅値引き!!」
となっていました。
友人「え、これめっちゃ安いやん」
僕「そうなの?」
友人「安いよ!これさ、二人で分けね?」
僕「え、俺も買うの?」
友人「買おうぜ!準備は大切だぞ」
僕「まあそうだな」
ってな感じで、僕もコンドームを買うことになりました。
そして
「もしものために、、、」
という気持ちで財布にコンドームを忍ばせていました。
しかし、高校3年間、そのコンドームは財布に入りっぱなしでした。
3年間、一度も使うことがなかったのです。
コンドームを買ってから
半年ごとにその友人に
「お前あれからゴム使った?使ってないなら俺にくれよ。」
と言われるのがすごく悔しくて
「あげねーよ!」
と意地を張っていましたが、結局1回もセックスに使うことはなかったんです。
ほんまにダサいよなあ。
ついにはコンドームの使用期限が切れて、
「これも練習だ」
と、コンドームをつけてオナホでオナニーしてました。
「え、コンドームつければオナホ洗わなくていいやん!最強かよ!」
と興奮していたのを今でも覚えています。
ああ、泣けてくる。
最後に
こんな僕でもマッチングアプリのおかげで美女をたくさん抱いたり、可愛い彼女ができるようになりました。
いまではその友人に
「お前すげえな。俺にも教えてよ」
と言われるんだから
マッチングアプリって夢がありますよね。
本当に人生が変わったと思います。
人はいつでも変われるんや。
おしまい。